立てたり横に倒したり、使い方は無限大。床面積1㎡の家「one sqm house」
「床面積が1㎡の小屋」と聞いて、どんな建物を想像するだろうか?
1mx1mの床と聞くと、ものすごく狭い。しかし、今回ご紹介するone sqm houseは、良い意味でそんな想像を裏切ってくれる、無限の可能性を秘めた小屋だ。
この小屋は、ベルリンの建築家、Van bo le-mentzelによってデザインされた。
形は、家と聞いて誰もが想像するような、三角屋根をもった小屋で、床面積は1mx1mで、高さは2m。非常にコンパクトでシンプルな小屋だ。勉強や仕事をしたり、くつろいだり、時にはここをキオスクとして使ったり。シンプルだけど、だからこそ様々な使い方ができるだろう。
デザインもシンプルならば、使われている素材もシンプル。このフレームは誰でも手に入れることができるような木材でできている。ドライバーとノコギリがあれば、誰でも簡単に組み立てることができるそう。
壁はプラスチックでできていて非常に軽く、この小屋丸ごとでたったの40kg。しかも底面にキャスターがついているので、どこにでも引っ張っていくことができるようになっているという。お気に入りの場所や、眺めの良い場所など、好きな場所に設置することが可能だ。
実はこの小屋、立てて使うだけではなく、横に倒して使うこともできる。高さが2mなので、横に倒すと大人が寝転ぶのにぴったり。傾いた屋根の部分は、ちょうどよい背もたれとして利用できるので、寝転んで本を読むのにもぴったりだ。お気に入りの場所で、誰にも邪魔をされずにゆっくりと読書ができるだろう。
BMW guggenheim labのワークショップでお披露目されたこの小屋は、1棟につき250ユーロで購入し、組み立てるワークショップにも参加できる。
ワークショップ当日は、様々な人が訪れ、組み立てていったのだそう。たったの1㎡だけど、いろんな使い方ができる自分だけの空間。裏庭に置いたり、部屋の中の隠れ家にしたり……、様々な可能性を秘めている。
Via:designboom.com